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日焼け止めの役割と選び方

日焼け止めは、太陽の紫外線(UV)から肌を守るアイテムです。日焼けを防ぐだけでなく、シミ、光老化、皮膚がんのリスクを減らすための最も強力な手段です。だからこそ「毎朝の日焼け止め」は、ほぼすべての皮膚科医が口をそろえる唯一のアドバイスと言えます。

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日焼け止め

スキンケアでの位置づけ

  1. 洗う
  2. 整える
  3. ケアする
  4. 保湿する
  5. 守る

UVA・UVB・SPFとは?

肌に届く太陽の紫外線には2種類あります。UVBは肌の表面に作用し、日焼けで赤くなる主な原因です。UVAはより深くまで届き、雲や窓ガラスも通り抜けます。シミ、シワ、ハリの低下に大きく関わっています。どちらも皮膚がんのリスクを高めます。

SPF(サンプロテクションファクター)が示すのはUVBへの防御効果だけです。試験条件下では、SPF30はUVBの約97%、SPF50は約98%をカットします。差は小さく見えますが、肌に届く紫外線量としては意味のある違いです。また、実際には十分な量を塗れていない人がほとんどなので、SPFが高いほど安全の余裕が生まれます。

UVA防御はどう見分ける?

ラベルではSPFと並んで、必ずUVA防御の表示も確認しましょう。日本やアジアの製品ではPA表示が使われ、PA+が最も弱く、PA++++が最も強いUVA防御です。ヨーロッパで販売される製品では、丸で囲まれた「UVA」マークが、UVA防御がSPFの3分の1以上であることを示します。アメリカでは「broad spectrum(ブロードスペクトラム)」の表記を探します。

  • SPF30以上:毎日使う場合の最低ライン
  • SPF50以上:屋外で長時間過ごす人、シミができやすい人、レチノールや酸を使っている人
  • PA+++/PA++++、丸囲みのUVAマーク、または「broad spectrum」の表記
  • シミ・肝斑には色付き(ティント)タイプも:含まれる酸化鉄が可視光からも肌を守ります

紫外線散乱剤か、吸収剤か?

日焼け止めのUVフィルターは2つのグループに分かれます。紫外線散乱剤(ノンケミカル)は酸化亜鉛と酸化チタンで、敏感肌や赤ちゃんによく選ばれますが、とくに色黒の肌では白浮きしやすいことがあります。紫外線吸収剤は軽く透明なテクスチャーをつくりやすく、現在の日焼け止めの多くは両方を組み合わせています。

大切なのは、どちらが理論上すぐれているかではなく、あなたが毎日気持ちよく塗れるかどうか。使うのを避けてしまう日焼け止めは、どれほど優秀でも肌を守ってくれません。

肌質別の選び方

毎日きちんと使い続けられるかどうかは、テクスチャーで決まると言っても過言ではありません。

  • 脂性肌・ニキビができやすい肌:ジェル、乳液(フルイド)、マット仕上げで「ノンコメドジェニック」表示のもの
  • 乾燥肌:グリセリン、セラミド、スクワランなどの保湿成分を含むクリームタイプ
  • 敏感肌・酒さ:無香料、アルコール控えめ、紫外線散乱剤中心の処方
  • シミ・肝斑:SPF50+、高いUVA防御、できれば色付きタイプ
  • スポーツ・海:ウォータープルーフタイプ。ただしタオルで拭いたあとは必ず塗り直しを

正しい量と塗り方

ラベルのSPFは、1平方センチメートルあたり2ミリグラムを塗った状態で測定されています。顔と首なら小さじ約4分の1、実際には人差し指と中指の長さに沿って2本ぶん出すのが目安です。この半分しか塗らないと、実際の防御効果は大きく下がります。

日焼け止めは朝のスキンケアの一番最後、保湿剤のあと、メイクの前に塗ります。耳、首、うなじ、手の甲も忘れずに。屋外ではおよそ2時間ごと、また泳いだあと、汗をかいたあと、タオルで拭いたあとはすぐに塗り直しましょう。

メイクの上から塗り直すには、SPF入りのパウダーやスプレーが便利です。ただしそれだけでは量が足りず、朝の日焼け止めの代わりにはなりません。

よくある間違い

  • 曇りの日や冬に塗らない:UVAは季節や雲に関係なく降り注ぎます
  • ファンデーションや保湿剤のSPFだけに頼る:それらは十分な量を塗ることがありません
  • 朝1回塗っただけで一日中屋外で過ごす
  • 暑い場所に置いていた去年の日焼け止めや、期限切れのものを使う
  • SPFが高いからといって長く日に当たってよいと考える

よくある質問

家やオフィスでも日焼け止めは必要?

窓際に長時間いるなら必要です。UVAは窓ガラスを通り抜けるからです。一日中、窓から離れた室内で過ごすなら、ふつうは朝1回で十分です。

SPF50とSPF30、どちらがいい?

都市での日常生活なら、多くの人はSPF30で十分です。屋外で長時間過ごす人、シミができやすい人、レチノールや酸など肌を敏感にする製品を使っている人はSPF50を選びましょう。

日焼け止めでニキビはできる?

重く油分の多い処方は、ニキビができやすい肌では問題になることがあります。ジェルや乳液タイプで「ノンコメドジェニック」表示のものを試し、夜はしっかり落としましょう。脂性肌にはダブル洗顔が効果的です。

日焼け止めはいつ塗ればいい?

外出する数分前、朝のスキンケアの最後に塗ります。紫外線吸収剤を含むものは、外出の約15分前に塗るのが一般的に推奨されています。

赤ちゃんに日焼け止めは使える?

生後6か月未満の赤ちゃんには、日焼け止めよりも日陰、帽子、衣服で守ることがすすめられています。それより大きい子どもには、赤ちゃん・子ども用の紫外線散乱剤タイプを選びましょう。迷ったら小児科医に相談してください。

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医学的なアドバイスではありません。皮膚の病気がある方、妊娠中の方、日常的に薬を使用している方は、新しい製品を使い始める前に皮膚科医や薬剤師に相談してください。

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